かつて存在していた未来とは違う『未来』について

ブログを始めるにあたって

 

 

ここ数年で随分生活が変わったと思う。

 

通販サイトで注文すれば、次の日には送料無料で届くし、家電も飲食店も事前に比較サイトで調べるので、初めての店でも外すこともなくなった。

 

ソーシャルメディアでは世界と繋がり、好きな有名人やブランドの最新情報が常に入って来る。

 

世界的スターがソーシャルメディアから産まれ、日本の中高生も、世界中に自分達の写真を拡散させたり、人気者になってCMに出たりする子達もいる。

 

アメリカではソーシャルメディアで転職をしたり、フリーランスに仕事を発注するのも当たり前になっているという。

 

新興のIT企業が毎週ように新しいサービスを開始し、どんどん生活が便利になり、ワクワクを届けてくれる。ネット企業だと思っていた会社がロボットや自動車を開発し、ロケット事業を始めNASAと組み、国際宇宙ステーションに物資を運んでしまうような会社もある。

 

ニュースは毎日更新されるアプリかタイムライン上に流れる友達がシェアしたものを効率的に読むし、定額制の映画/ドラマ配信サービスがあるので、TVは居間にある大きいディスプレイになりつつある。世界を席巻する定額制の音楽サービスも早く日本でサービスをローンチして欲しいものだ。

 

モノは所有するという考えからシェアするという考えを持つ人が増え、若者にとってルームシェアはクールなライフスタイルの一つになりつつある。フリマアプリは二年で1,000万DLを突破したらしい。海外では旅行者に自分の部屋を短期で貸すサービスが流行し、今では1日の予約数はあのお騒がせ姉妹のホテルチェーンの全部屋数より多いという。

 

 

そして、最近は想像出来なかったような暗いニュースが多い気がする。

 

様々な企業が炎上に晒され、日本を代表するような大手企業の情報は漏洩し、様々な差別的な発言が増え、友人のソーシャルアカウントは海外から乗っ取られる。

 

世界中でテロや無差別殺人が起こり、その模様はソーシャルメディアを通して瞬く前に配信される。「誰でも良かったという殺人」も随分増えた。

 

これから僕らの仕事はITとグローバル化によって、コンピュータや人件費の安い海外に奪われていくという。みんなが憧れていた大企業の人員整理のニュースは驚きではなくなった。

 

 

可能性が広がり便利になった反面、息苦しいと感じる事が多くなったし、将来に対する不安も大きくなっている。

 

良い部分も、悪い部分も、かつて自分が小さい頃想像していた未来とは随分違う。

おそらく、良い部分も悪い部分も今後、後戻りするという可能性は低い。

 

それでは、そんな時代に自分はどういう考えや態度で生きるべきか。

 

不安から目を背け、深海の貝のように、固く閉じ、やり過ごそうとするべきか?

それとも新しい文化、生活、ワークスタイルを取り入れ、前向きに変化を楽しもうとするべきか?

 

このブログはかつて存在していた未来を見直し、来たる未来を考察するブログにしたい。

そしてそんな時代を生きる自分自身への問いかけになればいい。

 

このブログを通じ、同じ指向性持った人との交流から、より今の社会を理解し、より良い生き方や、前向きな発想の転換などを見いだせたら嬉しい。

 

ひとまず、このブログに訪れ、「はじめに」を読んで頂けたことに感謝をする。